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Seasonal Almanac · 年間暦

季相と祭事 · 年間暦

いつ訪れ、どんな祭事に出会えるか。上質なキュレーションは、そこから始まります。この年間暦は、春夏秋冬の列島の移ろいと祭事を編みます。まず季節の呼吸を読み、心を動かすひとときのために旅程を整えます。

凡例桜桜・開花楓紅葉梅梅雪雪・雪まつり祭祭典創アート・芸術祭旬旬・味覚 ⚠ 要事前予約 = 最上級の宿・観覧席は早めの確保を · * = 日付は年により変動、公式発表に準拠
春HARU

桜前線は九州に上陸し、北へ北へと駆け上がる——「桜を追う北上」の起点をどこに定めるかが、春の旅の物語を決める。

3月MAR

桜前線・中国地方*

Cherry Blossom · Chugoku
岡山・広島3月下旬-4月上旬(岡山/広島/山口)

宮島(厳島)の桜と、その背後に立つ世界遺産の海上大鳥居。広島の桜を象徴する一枚である。岡山後楽園の夜桜もまた、名園ならではの花見となる。

桜・開花

桜前線・九州*

Cherry Blossom · Kyushu
福岡・長崎3月下旬(全国でもっとも早い開花期の一つ・福岡/長崎/熊本/鹿児島)

桜前線は九州から列島に上陸し、全国でもっとも早い満開のひとつを迎える。三月中旬から下旬に来日するゲストなら、京都に二週間先んじて桜に出会える。「桜を追って北上する」という筋書きの起点に据えられる。

桜・開花

桜前線・四国*

Cherry Blossom · Shikoku
徳島・香川3月下旬-4月上旬(徳島/香川/愛媛)

瀬戸内の温暖な気候により、四国の開花は九州のすぐあとに続く。直島の現代アートや瀬戸内の海景と組み合わせれば、桜と海という他所では得がたい一枚になる。

桜・開花

桜前線・近畿*

Cherry Blossom · Kinki (Kyoto/Nara)
三重・京都3月末-4月上旬・満開は4月初旬が多い(京都/奈良/大阪/兵庫)

京都の桜は一年でもっとも競合の激しい窓である——哲学の道、円山公園の枝垂桜、奈良・吉野山の千本桜。最上級の宿と私的な体験が、一年でもっとも得がたくなる季節である。

桜・開花⚠ 要事前予約

桜前線・関東*

Cherry Blossom · Kanto (Tokyo)
茨城・群馬3月末-4月上旬(東京千鳥ヶ淵/目黒川・神奈川)

東京の桜は京都とほぼ同時に進み、千鳥ヶ淵、目黒川、新宿御苑と名所が集まる。都市の桜と夜桜のライトアップは、来日初日の一枚として定番である。

桜・開花

水戸の梅まつり(偕楽園)

Mito Plum Festival (Kairakuen)
茨城2026年2月11日-3月22日(偕楽園・約100品種3000本)

日本三名園のひとつ、偕楽園。梅は桜に一ヶ月先んじて春を告げる。二月末から三月初旬に来日し、桜の前にひと足早く花を見たいゲストへの、雅な答えとなる。

梅

熱海梅園梅まつり*

Atami Plum Garden Festival
静岡1月-3月上旬(日本で最も早い梅の一つ・温暖な熱海)

熱海梅園は「日本でもっとも早い梅」で知られ、真冬のうちに咲きはじめる。温暖な海辺の温泉地と早咲きの梅——一月に来日するゲストにとって、花と湯を同時に得られる数少ない組み合わせである。

梅

流氷(オホーツク海)*

Drift Ice · Okhotsk Sea
北海道1月下旬-3月(オホーツク海・網走/紋別の流氷・接岸の時期は年ごとに大きく動く)

オホーツク海を下ってきた流氷が北海道の東岸に接岸する。北半球でも例の少ない自然現象であり、砕氷船でその只中を進むことができる。接岸の時期は海況により年ごとに大きく動き(近年の暖冬では遅れがちで、2025年は網走の流氷初日が2月15日と1946年の統計開始以来もっとも遅く、接岸は2月17日だった)、旅程には余裕を持たせたい。

雪・雪まつり

東大寺二月堂 修二会(お水取り)

Omizutori · Todaiji Nara
奈良3月1-14日(巨大松明のお松明・13日深夜お水取り)

東大寺二月堂の修二会は千二百五十年を超えて一度も絶えたことがない。巨大な松明が欄干を走り、火の粉が雨のように落ちる。奈良の早春でもっとも古い火の行であり、春の到来を告げる。

祭典

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

北陸の蟹(越前がに/加能がに)*

Winter Crab · Hokuriku
富山・石川11月上旬解禁-3月(越前がに・加能がに・香箱がに)

北陸の冬の松葉蟹——福井の越前がに、石川の加能がに——は日本海の味覚の頂点であり、越前がには黄色、加能がには青のタグが水揚げ港を証明する。十一月から三月にかけて、雪と蟹を軸にした「雪国の食」の中心に据えられる。

旬・味覚⚠ 要事前予約
4月APR

桜前線・中国地方*

Cherry Blossom · Chugoku
岡山・広島3月下旬-4月上旬(岡山/広島/山口)

宮島(厳島)の桜と、その背後に立つ世界遺産の海上大鳥居。広島の桜を象徴する一枚である。岡山後楽園の夜桜もまた、名園ならではの花見となる。

桜・開花

桜前線・中部*

Cherry Blossom · Chubu
新潟・富山4月上旬-中旬(金沢兼六園/高遠/新潟高田)

金沢の兼六園、長野の高遠城址、新潟の高田公園——いずれも日本屈指の桜の名所である。近畿より一週間ほど遅れるため、桜を追って北上する旅程の中継地に据えやすい。

桜・開花

桜前線・四国*

Cherry Blossom · Shikoku
徳島・香川3月下旬-4月上旬(徳島/香川/愛媛)

瀬戸内の温暖な気候により、四国の開花は九州のすぐあとに続く。直島の現代アートや瀬戸内の海景と組み合わせれば、桜と海という他所では得がたい一枚になる。

桜・開花

桜前線・東北*

Cherry Blossom · Tohoku
岩手・宮城4月中旬-5月初旬(角館武家屋敷/北上/会津)

東北の桜はゴールデンウィーク前後に満開を迎える。秋田・角館の武家屋敷では、枝垂桜が黒板塀に映え、本州でもっとも遅く、そして情緒の深い桜景色のひとつとなる。京都の混雑を外したいゲストへの答えでもある。

桜・開花

桜前線・近畿*

Cherry Blossom · Kinki (Kyoto/Nara)
三重・京都3月末-4月上旬・満開は4月初旬が多い(京都/奈良/大阪/兵庫)

京都の桜は一年でもっとも競合の激しい窓である——哲学の道、円山公園の枝垂桜、奈良・吉野山の千本桜。最上級の宿と私的な体験が、一年でもっとも得がたくなる季節である。

桜・開花⚠ 要事前予約

桜前線・関東*

Cherry Blossom · Kanto (Tokyo)
茨城・群馬3月末-4月上旬(東京千鳥ヶ淵/目黒川・神奈川)

東京の桜は京都とほぼ同時に進み、千鳥ヶ淵、目黒川、新宿御苑と名所が集まる。都市の桜と夜桜のライトアップは、来日初日の一枚として定番である。

桜・開花

立山黒部・雪の大谷*

Tateyama Kurobe Snow Corridor
富山4月中旬-6月(立山黒部アルペンルート・雪の大谷の雪壁)

立山黒部アルペンルートの開通とともに、二十メートル近い雪の壁を穿った道——雪の大谷——を歩くことができる。晩春だけの雪景であり、桜とも紅葉とも重ならないため、五月という季節の空白を埋めてくれる。

雪・雪まつり

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

Setouchi Triennale
香川三年に一度・春/夏/秋の3会期(前回2025春4/18-5/25・夏8/1-31・秋10/3-11/9;次回2028)

直島を中核に瀬戸内の島々を結ぶ現代アートの大祭で、三年に一度、春・夏・秋の三会期に分けて開かれる。会期外でも直島のベネッセアートサイト(地中美術館ほか)は通年で開いており、「アート×島」という主題は年間を通して旅程を支えられる。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約
5月MAY

桜前線・北海道*

Cherry Blossom · Hokkaido
北海道5月上旬-中旬(列島で最も遅い・桜と梅が同時)

桜前線の終点である。五月初旬の北海道では桜と梅、辛夷が同時に咲き、日本でもっとも遅い満開となる。ピークを外して旅するゲストに、「五月でもまだ桜に会える」という選択肢を残す。

桜・開花

桜前線・東北*

Cherry Blossom · Tohoku
岩手・宮城4月中旬-5月初旬(角館武家屋敷/北上/会津)

東北の桜はゴールデンウィーク前後に満開を迎える。秋田・角館の武家屋敷では、枝垂桜が黒板塀に映え、本州でもっとも遅く、そして情緒の深い桜景色のひとつとなる。京都の混雑を外したいゲストへの答えでもある。

桜・開花

立山黒部・雪の大谷*

Tateyama Kurobe Snow Corridor
富山4月中旬-6月(立山黒部アルペンルート・雪の大谷の雪壁)

立山黒部アルペンルートの開通とともに、二十メートル近い雪の壁を穿った道——雪の大谷——を歩くことができる。晩春だけの雪景であり、桜とも紅葉とも重ならないため、五月という季節の空白を埋めてくれる。

雪・雪まつり

三社祭

Sanja Matsuri (Asakusa)
東京5月第3土曜を挟む金土日(2025:5/16-18・2026:5/15-17・浅草神社・約100基の神輿)

東京下町でもっとも盛大な祭である。百基の神輿が雷門界隈を渡り、江戸の町人の気風がそのまま現れる。五月に東京へ入り、「生きている江戸」を見たいゲストの第一候補となる。

祭典

葵祭

Aoi Matsuri
京都5月15日(平安王朝行列・下鴨/上賀茂神社)

京都三大祭のなかでもっとも古雅な祭である。平安装束の行列が御所から下鴨、上賀茂へと進むさまは、絵巻がそのまま歩き出したかのようだ。五月の新緑を背にした、貴族の美意識がある。

祭典

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

Setouchi Triennale
香川三年に一度・春/夏/秋の3会期(前回2025春4/18-5/25・夏8/1-31・秋10/3-11/9;次回2028)

直島を中核に瀬戸内の島々を結ぶ現代アートの大祭で、三年に一度、春・夏・秋の三会期に分けて開かれる。会期外でも直島のベネッセアートサイト(地中美術館ほか)は通年で開いており、「アート×島」という主題は年間を通して旅程を支えられる。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

京都の川床・納涼床*

Kyoto Kawadoko (Riverside Dining)
京都5月-9月(鴨川納涼床・貴船/高雄の川床は夏の京料理)

京都の夏だけの床。市中の鴨川では納涼床が川の上に張り出し、貴船や高雄では川床が渓流の直上に設けられ、水の涼のなかで京料理を味わう。一年を通して、京都がもっとも風雅に食卓を置く場面である。

旬・味覚⚠ 要事前予約
夏NATSU

祭りの夏。祇園祭、天神祭、東北の四大祭が夜空を次々と焦がす、一年で最も熱い日本。花火と川床は、都市の夏の夜のもう一つの顔。

6月JUN

立山黒部・雪の大谷*

Tateyama Kurobe Snow Corridor
富山4月中旬-6月(立山黒部アルペンルート・雪の大谷の雪壁)

立山黒部アルペンルートの開通とともに、二十メートル近い雪の壁を穿った道——雪の大谷——を歩くことができる。晩春だけの雪景であり、桜とも紅葉とも重ならないため、五月という季節の空白を埋めてくれる。

雪・雪まつり

金沢百万石まつり

Kanazawa Hyakumangoku Festival
石川6月第1土曜に百万石行列(金土日3日間・2024:6/1・2025:6/7・2026:6/5-7、行列6/6)

金沢が前田利家の入城を再現する百万石行列には、武者、加賀友禅、雅楽が総出で並ぶ。加賀百万石の文化を一年に一度まとめて見せる場であり、金沢の工芸資源とそのまま響き合う。

祭典

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

京都の川床・納涼床*

Kyoto Kawadoko (Riverside Dining)
京都5月-9月(鴨川納涼床・貴船/高雄の川床は夏の京料理)

京都の夏だけの床。市中の鴨川では納涼床が川の上に張り出し、貴船や高雄では川床が渓流の直上に設けられ、水の涼のなかで京料理を味わう。一年を通して、京都がもっとも風雅に食卓を置く場面である。

旬・味覚⚠ 要事前予約
7月JUL

博多祇園山笠

Hakata Gion Yamakasa
福岡2026年7月1-15日・追い山笠は15日早暁4:59

博多に七百七十年を超えて続く夏祭である。締めくくりの「追い山」は十五日の払暁、一トンの山笠を舁き手が担いで街を疾走し、時を競う。ユネスコ無形文化遺産に登録された、九州の夏でもっとも熱い一幕である。追い山には桟敷席があり、夜明けに山笠が目の前を駆け抜けるのを見届けることができる。

祭典⚠ 要事前予約

天神祭

Tenjin Matsuri
大阪2026年7月24-25日・船渡御と奉納花火は25日

日本三大祭のひとつ。大阪天満宮の船渡御では百艘の舟が大川を行き交い、神霊を乗せた船団は川を遡る。夜は奉納花火で締めくくられる。水都・大阪の一年でもっとも盛る夏の夜である。大川に浮かぶ観覧船から船渡御を眺め、あるいは花火の席から夜空を仰ぐ——祭の内側に身を置く二つの位置である。

祭典⚠ 要事前予約

祇園祭

Gion Matsuri
京都7月ひと月・前祭宵山14-16日/山鉾巡行17日・後祭宵山21-23日/巡行24日

日本三大祭の筆頭であり、八坂神社に千年を超えて続く。山鉾巡行はユネスコ無形文化遺産に登録されている。七月の京都はこの祭を軸に沸き立ち、ハイエンドの訪日ゲストにとって一年の大事となる。巡行の沿道には観覧席が設けられ、山鉾を間近に見送ることができる。祇園の町家に泊まれば、宵山の夜へも歩いて出かけられる。

祭典⚠ 要事前予約

那智の扇祭り(那智の火祭)

Nachi Fire Festival
和歌山7月14日(熊野那智大社・大松明で神輿を迎える)

熊野那智大社では、日本一の落差を持つ瀧の前で十二本の大松明が神輿を迎える。火と瀧鳴りが同じ場に響く。世界遺産・熊野古道の信仰の頂点であり、高野山と結んで熊野〜高野の一本に組める。

祭典

隅田川花火大会

Sumidagawa Fireworks
東京7月最終土曜(隅田川花火大会・約2万発・両国-浅草)

東京でもっとも歴史の古い花火大会で、両国から浅草の夜空に上がる。屋形船から、あるいは私的なテラスから眺めれば、都市の夏の夜をハイエンドに仕立てる格好の場面になる。

祭典⚠ 要事前予約

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

京都の川床・納涼床*

Kyoto Kawadoko (Riverside Dining)
京都5月-9月(鴨川納涼床・貴船/高雄の川床は夏の京料理)

京都の夏だけの床。市中の鴨川では納涼床が川の上に張り出し、貴船や高雄では川床が渓流の直上に設けられ、水の涼のなかで京料理を味わう。一年を通して、京都がもっとも風雅に食卓を置く場面である。

旬・味覚⚠ 要事前予約
8月AUG

五山送り火

Gozan no Okuribi (Daimonji)
京都8月16日(お盆(盂蘭盆)・大文字など五山に点火し魂を送る)

盂蘭盆の夜、京都を囲む五つの山に「大」の字などが火で描かれ、亡き魂を送る。京都の夏の夜でもっとも厳かなひとときであり、私的な眺望席はきわめて限られる。

祭典⚠ 要事前予約

仙台七夕まつり

Sendai Tanabata Festival
宮城2026年8月6-8日(伊達政宗以来・豪華な吹き流し数千本)

東北三大祭のひとつで、伊達政宗の時代から受け継がれてきた。数千本の吹き流しが和紙の彩りとなって仙台の街筋を埋める。七夕という文化のもっとも華やかな姿である。

祭典

山形花笠まつり

Yamagata Hanagasa Festival
山形8月5-7日固定(毎年同日・2024/2025/2026いずれも8/5-7)

東北四大祭のひとつ。踊り手は山形特産の紅花で飾った花笠を手に、「ヤッショ、マカショ」の掛け声に合わせて群舞する。盛夏の山形の、もっとも鮮烈な色である。

祭典

山鹿灯籠まつり

Yamaga Lantern Festival
熊本8月15-16日(千人の女性が金灯籠を頭に戴く"千人灯籠踊り")

熊本・山鹿では、千人の女性が手漉き和紙の金灯籠を頭に戴いて舞う。灯りは流れる蛍のようだ。九州の盂蘭盆でもっとも優美な一夜である。

祭典

沖縄エイサー*

Okinawa Eisa
沖縄旧盆(旧暦7/13-15)は旧暦により年ごとに変動:道ジュネー 2025新暦9/4-6・2026新暦8/27-29;沖縄全島エイサーまつりは旧盆明けの週末(2025:9/12-14・2026:9/4-6)

エイサーは旧盆に祖先を送る踊りである。各地の青年会が大太鼓を打ち、地を踏んで進む律動は、琉球にしかない豪快さを持つ。日付は旧暦に従って年ごとに動く。沖縄という文化が独自の根を持つことを、ゲストが体で理解する入口となる。

祭典

盛岡さんさ踊り

Morioka Sansa Odori
岩手2026年8月1-4日(和太鼓同時演奏のギネス記録・連日パレード)

盛岡のさんさ踊りは、和太鼓の同時演奏でギネス世界記録に認定されたことがある(2014年・3,437人)。打ち手たちが連日、太鼓を打ちながら街を踊り進む。東北の盛夏でもっとも律動に富む祭であり、夏の口開けでもある。

祭典

秋田竿燈まつり

Akita Kanto Festival
秋田2026年8月3-6日(高さ12m・46個の提灯の竿燈を額や腰で操る)

東北三大祭のひとつ。高さ十二メートル、四十六の提灯を吊るした竿燈を、差し手が額に、肩に、腰に立てる。たわむ姿は実った稲穂に見立てられ、豊作を祈る。夜空を背にした均衡の妙技は、画としての力が強い。

祭典⚠ 要事前予約

阿波おどり

Awa Odori
徳島2026年8月11-15日(400年・"踊る阿呆に見る阿呆"の熱狂の盆踊)

日本最大の盆踊りである。約十万人の踊り手と百三十万人の観客が徳島に集まり、「踊る阿呆に見る阿呆」の熱狂が四百年続いてきた。四国の盛夏に、これに代わるエネルギーはない。

祭典⚠ 要事前予約

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

Setouchi Triennale
香川三年に一度・春/夏/秋の3会期(前回2025春4/18-5/25・夏8/1-31・秋10/3-11/9;次回2028)

直島を中核に瀬戸内の島々を結ぶ現代アートの大祭で、三年に一度、春・夏・秋の三会期に分けて開かれる。会期外でも直島のベネッセアートサイト(地中美術館ほか)は通年で開いており、「アート×島」という主題は年間を通して旅程を支えられる。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

京都の川床・納涼床*

Kyoto Kawadoko (Riverside Dining)
京都5月-9月(鴨川納涼床・貴船/高雄の川床は夏の京料理)

京都の夏だけの床。市中の鴨川では納涼床が川の上に張り出し、貴船や高雄では川床が渓流の直上に設けられ、水の涼のなかで京料理を味わう。一年を通して、京都がもっとも風雅に食卓を置く場面である。

旬・味覚⚠ 要事前予約
秋AKI

紅葉前線は北海道から南へ下る。京都の紅葉は一年で最も難しい窓、時期をずらした東北と中部には、人波と競わぬ静けさが宿る。

9月SEP

紅葉・北海道*

Autumn Leaves · Hokkaido
北海道9月末-10月(列島で最も早い・大雪山/定山渓)

紅葉前線は北海道・大雪山から始まり、日本でもっとも早い秋色となる。九月末には山岳帯がすでに色づき、早い秋に来日するゲストに、本州に先んじて紅葉を見る窓を開く。

紅葉

おわら風の盆

Owara Kaze no Bon
富山2026年9月1-3日(越中八尾・胡弓の音色に無言で哀切な流し踊り)

富山・八尾のおわらでは、胡弓のむせぶような音色に合わせ、深い編笠で顔を隠した踊り手が無言のまま流していく。その哀切と静けさは、賑やかな夏祭とは正反対にある。九月初旬に、これに並ぶ「静の祭」はない。

祭典⚠ 要事前予約

岸和田だんじり祭

Kishiwada Danjiri Festival
大阪9月敬老の日(第3月曜)直前の土日(2024:9/14-15・2025:9/13-14・2026:9/19-20)

数トンの木造だんじりを数百人が曳き、街角を全速のまま曲がる。日本でもっとも勇壮な祭のひとつであり、山車を彫り上げた木工の技と、九月の大阪の気性とが同じ画面に収まる。

祭典

沖縄エイサー*

Okinawa Eisa
沖縄旧盆(旧暦7/13-15)は旧暦により年ごとに変動:道ジュネー 2025新暦9/4-6・2026新暦8/27-29;沖縄全島エイサーまつりは旧盆明けの週末(2025:9/12-14・2026:9/4-6)

エイサーは旧盆に祖先を送る踊りである。各地の青年会が大太鼓を打ち、地を踏んで進む律動は、琉球にしかない豪快さを持つ。日付は旧暦に従って年ごとに動く。沖縄という文化が独自の根を持つことを、ゲストが体で理解する入口となる。

祭典

GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)

GREEN×EXPO 2027 (International Horticultural Expo)
神奈川2027年3月19日〜9月26日(横浜・約半年の会期)

横浜で開催される国際園芸博覧会。会期は約半年。日本庭園の技、四季の景観、産地から食卓までの食文化が集中して現れ、「庭園・園芸」をテーマとする行程の軸になる。一方、より重要なのは、半年の会期中、横浜および東京南部の宿泊の需要と価格を押し上げ続けること。2027年3〜9月に同エリアで行程を組むなら必ず織り込むこと。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

京都の川床・納涼床*

Kyoto Kawadoko (Riverside Dining)
京都5月-9月(鴨川納涼床・貴船/高雄の川床は夏の京料理)

京都の夏だけの床。市中の鴨川では納涼床が川の上に張り出し、貴船や高雄では川床が渓流の直上に設けられ、水の涼のなかで京料理を味わう。一年を通して、京都がもっとも風雅に食卓を置く場面である。

旬・味覚⚠ 要事前予約
10月OCT

紅葉・中部(立山/上高地)*

Autumn Leaves · Chubu (Alps)
新潟・富山10月中旬-11月上旬(立山黒部/上高地を先に・金沢を後に)

立山黒部と上高地の高山の紅葉が十月半ばに先行し、金沢・兼六園は十一月へとずれ込む。標高差により、中部はひとつの地域のまま幾重もの秋色を追える。

紅葉

紅葉・北海道*

Autumn Leaves · Hokkaido
北海道9月末-10月(列島で最も早い・大雪山/定山渓)

紅葉前線は北海道・大雪山から始まり、日本でもっとも早い秋色となる。九月末には山岳帯がすでに色づき、早い秋に来日するゲストに、本州に先んじて紅葉を見る窓を開く。

紅葉

紅葉・東北*

Autumn Leaves · Tohoku
岩手・宮城10月中旬-下旬(奥入瀬/鳴子峡/会津)

奥入瀬渓流と鳴子峡の紅葉は、東北の秋色の頂点である。京都より一ヶ月近く早く色づくため、十月に来日し、京都の人出を避けて深く旅したいゲストに向く。

紅葉

川越まつり

Kawagoe Festival
埼玉10月第3日曜と前日の土曜(2024:10/19-20・2025:10/18-19・2026:10/17-18)

「小江戸」川越では、絢爛な山車が蔵造りの町並みで向かい合い、囃子を競う「曳っかわせ」が行われる。関東を代表する山車祭であり、蔵造りの通りと切り離せない。

祭典

時代祭

Jidai Matsuri
京都10月22日(平安神宮・1200年の時代絵巻の大行列)

京都三大祭のひとつ。約二千人が平安から明治までの時代考証に基づく装束をまとって行進する、歩く歴史である。紅葉の季節へ向かう京都の、その直前に置かれている。

祭典

長崎くんち

Nagasaki Kunchi
長崎10月7-9日(諏訪神社・龍踊など和華蘭の奉納踊)

長崎・諏訪神社の奉納踊——龍踊や唐船など——には、和と華と蘭が同居している。出島を抱いた港町の四百年の混淆文化が、そのまま生きた証として残っている。十月の九州に、これと似たものはない。

祭典

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

Setouchi Triennale
香川三年に一度・春/夏/秋の3会期(前回2025春4/18-5/25・夏8/1-31・秋10/3-11/9;次回2028)

直島を中核に瀬戸内の島々を結ぶ現代アートの大祭で、三年に一度、春・夏・秋の三会期に分けて開かれる。会期外でも直島のベネッセアートサイト(地中美術館ほか)は通年で開いており、「アート×島」という主題は年間を通して旅程を支えられる。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約
11月NOV

紅葉・中国地方*

Autumn Leaves · Chugoku
岡山・広島11月中旬-下旬(広島宮島紅葉谷/岡山後楽園)

宮島・紅葉谷公園の楓と、後楽園の名園の秋色。瀬戸内の海景と世界遺産・厳島神社を合わせれば、海と紅葉と古社という中国地方だけの構図になる。

紅葉

紅葉・中部(立山/上高地)*

Autumn Leaves · Chubu (Alps)
新潟・富山10月中旬-11月上旬(立山黒部/上高地を先に・金沢を後に)

立山黒部と上高地の高山の紅葉が十月半ばに先行し、金沢・兼六園は十一月へとずれ込む。標高差により、中部はひとつの地域のまま幾重もの秋色を追える。

紅葉

紅葉・九州*

Autumn Leaves · Kyushu
福岡・長崎11月中旬-下旬(列島で最も遅い・耶馬渓/雲仙)

紅葉前線の南端、その終点である。大分の耶馬渓と長崎の雲仙は十一月末になお盛りで、十二月前に来日し、旅の最後で紅葉に間に合わせたいゲストのために窓を残す。

紅葉

紅葉・京都/奈良/高野山*

Autumn Leaves · Kyoto/Nara/Koyasan
三重・京都11月中旬-12月上旬・見頃は11月下旬が多い(京都最盛)

京都の紅葉は一年でもっとも需要の高い窓である——東福寺、永観堂、そして高野山奥之院。楓と寺院の光が互いを引き立てる。ライトアップの時期に一部の寺院が行う夜間特別拝観は、この季節でもっとも得がたい見方のひとつである。

紅葉⚠ 要事前予約

紅葉・四国*

Autumn Leaves · Shikoku
徳島・香川11月中旬-下旬(大歩危/寒霞渓)

徳島の大歩危峡と香川の寒霞渓、いずれも渓谷の紅葉が際立つ。芸術祭の会期を外した直島と組み合わせれば、晩秋の瀬戸内には夏にはない静けさがある。

紅葉

紅葉・関東(箱根/東京)*

Autumn Leaves · Kanto
茨城・群馬11月中旬-下旬(箱根/東京神宮外苑いちょう)

十一月の関東には二種類の秋がある。箱根の山あいの紅葉と、都心・神宮外苑の銀杏並木である。いずれも東京から近く、旅程のなかで動かしやすい。

紅葉

大地の芸術祭 越後妻有

Echigo-Tsumari Art Field
新潟2026年通年プログラム 4月25日-11月8日(里山×現代アートの大地の美術館)

新潟・越後妻有では、七百六十平方キロメートルに及ぶ里山の棚田と廃校が、そのまま大地の美術館へと変えられた。アートによって郷土を再生するという発想の原点である。2026年は通年プログラムが組まれ、春から秋までいつでも訪ねられる。

アート・芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

Setouchi Triennale
香川三年に一度・春/夏/秋の3会期(前回2025春4/18-5/25・夏8/1-31・秋10/3-11/9;次回2028)

直島を中核に瀬戸内の島々を結ぶ現代アートの大祭で、三年に一度、春・夏・秋の三会期に分けて開かれる。会期外でも直島のベネッセアートサイト(地中美術館ほか)は通年で開いており、「アート×島」という主題は年間を通して旅程を支えられる。

アート・芸術祭⚠ 要事前予約

北陸の蟹(越前がに/加能がに)*

Winter Crab · Hokuriku
富山・石川11月上旬解禁-3月(越前がに・加能がに・香箱がに)

北陸の冬の松葉蟹——福井の越前がに、石川の加能がに——は日本海の味覚の頂点であり、越前がには黄色、加能がには青のタグが水揚げ港を証明する。十一月から三月にかけて、雪と蟹を軸にした「雪国の食」の中心に据えられる。

旬・味覚⚠ 要事前予約
冬FUYU

雪国の季節。さっぽろ雪まつり、蔵王の樹氷、オホーツクの流氷、北陸の蟹——静寂と奇観が相並ぶ、冬の最も奥深い一線。

12月DEC

紅葉・京都/奈良/高野山*

Autumn Leaves · Kyoto/Nara/Koyasan
三重・京都11月中旬-12月上旬・見頃は11月下旬が多い(京都最盛)

京都の紅葉は一年でもっとも需要の高い窓である——東福寺、永観堂、そして高野山奥之院。楓と寺院の光が互いを引き立てる。ライトアップの時期に一部の寺院が行う夜間特別拝観は、この季節でもっとも得がたい見方のひとつである。

紅葉⚠ 要事前予約

北陸の雪景色・兼六園雪吊り*

Winter Snow · Hokuriku (Kenrokuen Yukitsuri)
新潟・富山12月-2月(兼六園雪吊り・雪見の名園)

兼六園の雪吊り——冬ごとに立てられ、松の枝から雪の重みを逃がす縄の円錐——は、日本庭園が冬に見せる工芸美の頂点である。北陸の雪は温泉と蟹に結びつき、「雪国」という物語をひと続きに語らせる。

雪・雪まつり

東北の雪景色*

Winter Snow · Tohoku
岩手・宮城12月-2月(雪国・温泉・樹氷帯)

東北は日本の「雪国」という像が生まれた土地である。深い雪に沈む温泉郷と、その背後の白い山並み。関東の人気から離れ、静かに深く冬を旅する一本になる。

雪・雪まつり

下関のふぐ(河豚)*

Winter Fugu · Shimonoseki
山口12月-2月(旬の天然とらふぐ・下関は日本一の集散地)

山口・下関は日本一のふぐの集散地であり、真冬こそ天然とらふぐの旬である。刺身は皿の絵が透けるほど薄く引かれ、菊花に盛られる。白子は濃厚だ。調理には専用の免許を要する——それ自体が、この冬の味を極みたらしめている。

旬・味覚

北陸の蟹(越前がに/加能がに)*

Winter Crab · Hokuriku
富山・石川11月上旬解禁-3月(越前がに・加能がに・香箱がに)

北陸の冬の松葉蟹——福井の越前がに、石川の加能がに——は日本海の味覚の頂点であり、越前がには黄色、加能がには青のタグが水揚げ港を証明する。十一月から三月にかけて、雪と蟹を軸にした「雪国の食」の中心に据えられる。

旬・味覚⚠ 要事前予約

広島の牡蠣*

Winter Oyster · Hiroshima
広島12月-2月(日本一の生産量・宮島周辺の旬の牡蠣)

広島の牡蠣は生産量で日本一を占め、真冬にもっとも身が肥える。紅葉の去った宮島の冬景と瀬戸内の海を前にすれば、これが中国地方の冬の看板の味となる。

旬・味覚
1月JAN

寒緋桜・沖縄*

Kanhizakura (Okinawa Cherry)
沖縄1月中旬-2月上旬(日本で最も早い・濃桃色の寒緋桜)

日本でもっとも早い桜である。沖縄の寒緋桜は真冬に咲き、その色は本州の染井吉野とは似ても似つかぬ濃い桃色をしている。一月に来日するゲストにとって、すでに桜の咲いている数少ない場所のひとつとなる。

桜・開花

熱海梅園梅まつり*

Atami Plum Garden Festival
静岡1月-3月上旬(日本で最も早い梅の一つ・温暖な熱海)

熱海梅園は「日本でもっとも早い梅」で知られ、真冬のうちに咲きはじめる。温暖な海辺の温泉地と早咲きの梅——一月に来日するゲストにとって、花と湯を同時に得られる数少ない組み合わせである。

梅

北陸の雪景色・兼六園雪吊り*

Winter Snow · Hokuriku (Kenrokuen Yukitsuri)
新潟・富山12月-2月(兼六園雪吊り・雪見の名園)

兼六園の雪吊り——冬ごとに立てられ、松の枝から雪の重みを逃がす縄の円錐——は、日本庭園が冬に見せる工芸美の頂点である。北陸の雪は温泉と蟹に結びつき、「雪国」という物語をひと続きに語らせる。

雪・雪まつり

東北の雪景色*

Winter Snow · Tohoku
岩手・宮城12月-2月(雪国・温泉・樹氷帯)

東北は日本の「雪国」という像が生まれた土地である。深い雪に沈む温泉郷と、その背後の白い山並み。関東の人気から離れ、静かに深く冬を旅する一本になる。

雪・雪まつり

流氷(オホーツク海)*

Drift Ice · Okhotsk Sea
北海道1月下旬-3月(オホーツク海・網走/紋別の流氷・接岸の時期は年ごとに大きく動く)

オホーツク海を下ってきた流氷が北海道の東岸に接岸する。北半球でも例の少ない自然現象であり、砕氷船でその只中を進むことができる。接岸の時期は海況により年ごとに大きく動き(近年の暖冬では遅れがちで、2025年は網走の流氷初日が2月15日と1946年の統計開始以来もっとも遅く、接岸は2月17日だった)、旅程には余裕を持たせたい。

雪・雪まつり

蔵王の樹氷*

Zao Snow Monsters (Juhyo)
山形1月-2月(樹氷最盛期・夜間ライトアップ)

山形・蔵王の樹氷は、氷雪をまとった針葉樹が斜面に群れ立つ姿で、その形から「スノーモンスター」と呼ばれる。夜のライトアップは異界そのものだ。世界でも数えるほどの場所にしか現れない現象であり、東北の冬の視覚的な頂点となる。

雪・雪まつり

若草山焼き

Nara Wakakusa Yamayaki
奈良1月第4土曜(2024:1/27・2025:1/25・2026:1/24・若草山全山焼き+花火)

真冬の夜、奈良・若草山の斜面がひと山まるごと燃え上がる。闇に引かれる火の線と、その上の花火。年明けの奈良でもっとも壮観な一夜であり、古都の冬の奇景である。

祭典

下関のふぐ(河豚)*

Winter Fugu · Shimonoseki
山口12月-2月(旬の天然とらふぐ・下関は日本一の集散地)

山口・下関は日本一のふぐの集散地であり、真冬こそ天然とらふぐの旬である。刺身は皿の絵が透けるほど薄く引かれ、菊花に盛られる。白子は濃厚だ。調理には専用の免許を要する——それ自体が、この冬の味を極みたらしめている。

旬・味覚

北陸の蟹(越前がに/加能がに)*

Winter Crab · Hokuriku
富山・石川11月上旬解禁-3月(越前がに・加能がに・香箱がに)

北陸の冬の松葉蟹——福井の越前がに、石川の加能がに——は日本海の味覚の頂点であり、越前がには黄色、加能がには青のタグが水揚げ港を証明する。十一月から三月にかけて、雪と蟹を軸にした「雪国の食」の中心に据えられる。

旬・味覚⚠ 要事前予約

広島の牡蠣*

Winter Oyster · Hiroshima
広島12月-2月(日本一の生産量・宮島周辺の旬の牡蠣)

広島の牡蠣は生産量で日本一を占め、真冬にもっとも身が肥える。紅葉の去った宮島の冬景と瀬戸内の海を前にすれば、これが中国地方の冬の看板の味となる。

旬・味覚
2月FEB

寒緋桜・沖縄*

Kanhizakura (Okinawa Cherry)
沖縄1月中旬-2月上旬(日本で最も早い・濃桃色の寒緋桜)

日本でもっとも早い桜である。沖縄の寒緋桜は真冬に咲き、その色は本州の染井吉野とは似ても似つかぬ濃い桃色をしている。一月に来日するゲストにとって、すでに桜の咲いている数少ない場所のひとつとなる。

桜・開花

水戸の梅まつり(偕楽園)

Mito Plum Festival (Kairakuen)
茨城2026年2月11日-3月22日(偕楽園・約100品種3000本)

日本三名園のひとつ、偕楽園。梅は桜に一ヶ月先んじて春を告げる。二月末から三月初旬に来日し、桜の前にひと足早く花を見たいゲストへの、雅な答えとなる。

梅

熱海梅園梅まつり*

Atami Plum Garden Festival
静岡1月-3月上旬(日本で最も早い梅の一つ・温暖な熱海)

熱海梅園は「日本でもっとも早い梅」で知られ、真冬のうちに咲きはじめる。温暖な海辺の温泉地と早咲きの梅——一月に来日するゲストにとって、花と湯を同時に得られる数少ない組み合わせである。

梅

さっぽろ雪まつり

Sapporo Snow Festival
北海道2026年2月4日-11日(第76回・大通西1-11丁目)

日本でもっとも名高い冬の祭典であり、大通公園を埋める巨大雪像が夜には灯りをまとう。二月の北海道の旅程は、これを軸に組み立てられる。スキーやオホーツクの流氷と結べば、冬の深い一本になる。

雪・雪まつり⚠ 要事前予約

北陸の雪景色・兼六園雪吊り*

Winter Snow · Hokuriku (Kenrokuen Yukitsuri)
新潟・富山12月-2月(兼六園雪吊り・雪見の名園)

兼六園の雪吊り——冬ごとに立てられ、松の枝から雪の重みを逃がす縄の円錐——は、日本庭園が冬に見せる工芸美の頂点である。北陸の雪は温泉と蟹に結びつき、「雪国」という物語をひと続きに語らせる。

雪・雪まつり

東北の雪景色*

Winter Snow · Tohoku
岩手・宮城12月-2月(雪国・温泉・樹氷帯)

東北は日本の「雪国」という像が生まれた土地である。深い雪に沈む温泉郷と、その背後の白い山並み。関東の人気から離れ、静かに深く冬を旅する一本になる。

雪・雪まつり

横手の雪まつり(かまくら)

Yokote Kamakura Snow Festival
秋田2月中旬(横手の雪まつり・約450年の歴史・かまくら約60基に灯り)

秋田・横手の「かまくら」は約四百五十年続くといわれる。雪洞の中には水神が祀られ、訪れる者は甘酒と餅でもてなされる。雪国の民俗のなかでもっとも温かい一夜であり、絵にも物語にもなる。

雪・雪まつり

流氷(オホーツク海)*

Drift Ice · Okhotsk Sea
北海道1月下旬-3月(オホーツク海・網走/紋別の流氷・接岸の時期は年ごとに大きく動く)

オホーツク海を下ってきた流氷が北海道の東岸に接岸する。北半球でも例の少ない自然現象であり、砕氷船でその只中を進むことができる。接岸の時期は海況により年ごとに大きく動き(近年の暖冬では遅れがちで、2025年は網走の流氷初日が2月15日と1946年の統計開始以来もっとも遅く、接岸は2月17日だった)、旅程には余裕を持たせたい。

雪・雪まつり

蔵王の樹氷*

Zao Snow Monsters (Juhyo)
山形1月-2月(樹氷最盛期・夜間ライトアップ)

山形・蔵王の樹氷は、氷雪をまとった針葉樹が斜面に群れ立つ姿で、その形から「スノーモンスター」と呼ばれる。夜のライトアップは異界そのものだ。世界でも数えるほどの場所にしか現れない現象であり、東北の冬の視覚的な頂点となる。

雪・雪まつり

西大寺会陽(はだか祭り)

Saidaiji Eyo (Naked Festival)
岡山2月第3土曜(2024:2/17・2025:2/15・2026:2/21・数千の裸男が宝木を奪い合う日本三大奇祭)

岡山・西大寺、寒夜に数千人の裸の男たちが、投げ下ろされる宝木を奪い合う。日本三大奇祭のひとつであり、真冬のなかでもっとも原初的で熱い一幕である。

祭典

下関のふぐ(河豚)*

Winter Fugu · Shimonoseki
山口12月-2月(旬の天然とらふぐ・下関は日本一の集散地)

山口・下関は日本一のふぐの集散地であり、真冬こそ天然とらふぐの旬である。刺身は皿の絵が透けるほど薄く引かれ、菊花に盛られる。白子は濃厚だ。調理には専用の免許を要する——それ自体が、この冬の味を極みたらしめている。

旬・味覚

北陸の蟹(越前がに/加能がに)*

Winter Crab · Hokuriku
富山・石川11月上旬解禁-3月(越前がに・加能がに・香箱がに)

北陸の冬の松葉蟹——福井の越前がに、石川の加能がに——は日本海の味覚の頂点であり、越前がには黄色、加能がには青のタグが水揚げ港を証明する。十一月から三月にかけて、雪と蟹を軸にした「雪国の食」の中心に据えられる。

旬・味覚⚠ 要事前予約

広島の牡蠣*

Winter Oyster · Hiroshima
広島12月-2月(日本一の生産量・宮島周辺の旬の牡蠣)

広島の牡蠣は生産量で日本一を占め、真冬にもっとも身が肥える。紅葉の去った宮島の冬景と瀬戸内の海を前にすれば、これが中国地方の冬の看板の味となる。

旬・味覚