福井は日本有数の恐竜化石の産地であり、勝山からは数多くの新種が発掘されてきた。その地に立つ福井県立恐竜博物館は、世界でも屈指の恐竜博物館のひとつである。柱のない巨大なドーム展示室には数十体もの全身骨格と大型のジオラマが並び、太古の世界がまざまざと甦る。ここは子どものための遊園地ではなく、本格的な自然史の殿堂であり、大人でさえ「深い時間(ディープタイム)」の尺度に圧倒される。
団体にとっての独自の価値は、「科学 × 会場 × 体験」の三位一体にある。多目的ホールや研修室は講演・発表会・会議の場となり、化石のクリーニングや野外発掘の体験は、参加者が数億年前の時間に自らの手で触れる機会を与えてくれる。ガラス越しに眺めるのではなく、道具を手に取り、古生物学者さながらに向き合うのだ。恐竜をテーマにした列車や宿泊を組み合わせれば、旅程全体に鮮やかで一貫した、他にはない主題が通る。
企画を組む者にとって、これは「唯一無二の主題で会議と娯楽を結びつける」一枚である。恐竜という題材は年齢や国境を越えて驚きを呼ぶ。世界水準の骨格群に囲まれて会議を開き、自らの手で化石を発掘し、恐竜列車に乗る——一度の集いが、記憶に深く刻まれる冒険へと変わる。「一味違う会場」を求める団体にとって、この比類なき主題性こそ、最も記憶に残り、語り継がれる要素となる。