これは普通の博物館ではありません——江戸時代の長崎奉行所の跡地に、そのまま建っています。奉行所はかつて、対外に開かれた唯一の港湾都市で、幕府が統治と外交を執り行った中枢でした。今日、建物の一部が忠実に復元され、ゲストが足を踏み入れるのは、まさに当時、日本と世界がいかに交わるかを定めた、その土地です。「歴史が起きた現場に立つ」という重みは、いかなる新設会場も与えられないものです。
館の主題は、長崎ならではの「和華蘭(わからん)」——和(日本)、華(中国)、蘭(オランダ/西洋)という三つの文化がここで交わり融け合った歴史です。長崎は外来を受け身に受け入れたのではなく、三つの文明を自らのかたちへと練り上げました。料理、建築、工芸、言葉——いたるところに混淆の痕跡があります。「交流の歴史」を語るこの館で招待会を催すこと自体が、国際的なゲストへの語りかけになります。ここは、幾百年ものあいだ、異なる世界が出会ってきた場所なのだ、と。
MICE会場として、ここは物語を宿す一夜へと編むことができます。芸妓の演目、お座敷遊び、そして長崎を代表する宴席料理「卓袱(しっぽく)料理」——卓袱そのものが和華蘭融合の食卓の象徴であり、一卓を囲んで分け合い、東西南北の料理が同席します。歴史の現場、融合の主題、そして編める芸能と美食が、一都市の開放の歴史をもって国際的なゲストへ挨拶する、理想の舞台とします。